LOVE BEAR BOOK
不意に思い出した47都道府県ツアー熊本での出来事を書いてもいいですか?っていや、書くんですけどね。
社長が言ったから有言実行!
ボイメン47都道府県ツアー
と言えば、2017年1月7日に行われた武道館ライブで突如発表されたなんとまあ無謀なライブツアーでしたよね。
2月18日の岐阜公演を皮切りに、5月4日の三重公演までの約3か月で北は北海道から、南は沖縄まで47都道府県制覇してやんぜおらー!みたいなことですよ。
公演終わり直ぐに沖縄の友達に電話したのも懐かしい。
「ボイメン沖縄行くから!私も沖縄行くから!!!」
たまに酔っ払って電話をしてきたお友達です。この時もお酒を飲んでいた気がする。
それにしてもいやーーー、疲れますって。オタクも疲れますって。
とは、思いつつも、気がつけばあれやこれやと手配を済ませてあちらこちらへと遠征予定を組んでは毎週北へ南へ。
そんな怒涛の数ヶ月。の中の一日。
4月21日、熊本県での公演の日。
この日が人生で初めての熊本でした。
会場付近でいざ何かをしようと思うとまあ熊本城しか目星は付かず、まあいいじゃないかとおみくじなんかをしつつ熊本城下を目指してバスに乗る。
わー!くまもんだー!写真撮ろうぜー!ねえ私うつれない撮ってー!
なんて観光を楽しんでいましたが、ここでよくある事件です。
なんだか顔のいいだんせ…おっふ土田さんじゃないですか。
友人は気づかずどこかへフラフラと。どうやらゴミを捨てに行ったみたいなんですけどね。
フラフラ帰ってきたかと思えば土田さんの隣を通過、する際に「どぅあ?!?!」まあまあしっかりはっきり大きな声を出してくれまして。
叱りましたよ、やめてくれと。頼むから平常心を装ってくれと。
軽く会釈をしてくれた土田さんに感謝しつつ、土田さんのいない方向へ進めば現れる平松賢人。
なるほど、彼らは今、完全に放牧されている。
ここからは如何にして魅力たっぷりな各店舗を楽しみながら、放牧され同じく各店舗を楽しんでいる彼らの邪魔にならないように過ごすかという攻防戦。
アイスを買っている店から外を覗けば真剣にTシャツを選んでいるジーンズの似合うだんせ…あら辻本さん。
なんだかそれはそれは真剣に選んでいたTシャツは後にライブで披露される
LOVE
BEAR
BOOK
とプリントされたTシャツでした。
あれか、あれがあの時の。あれか。
アイスを買ってさあ天守閣の方へ登ってみようかってアーッダメですこの道は危険ですTシャツを買い終わった辻本さんが店から出てきて進行方向に出てしまったこちらに向かってくる、踵を返して先に進めばさらに危険な一本道。
だっているんですもん、階段を登ったその先に、私たちの後ろにいる辻本さんを待つ4人の名古屋の町おこしお兄さん達が。
「これは詰んだー、やっちまったーーー」
まあそう思いますよね。
完全に包囲されてる。こんなことあっていいわけが無いと、私たちはある手に出ます。
「アイスうまっ、ねえそっちもちょうだい」
なんてわざとらしい。
アイスを分け合うふりをして歩行スピードを下げればほら、ほらほら辻本さんが先に行く。
先ほどよりも状況は幾分かマシになりました。
ふと、先を歩く辻本さんの後ろ姿をみると、待っているメンバーに向けて戦利品である、
「LOVE BEAR BOOK」
Tシャツの入れられた袋を右手に高く掲げている。
眩しい。
眩しいこの背中は、今でも鮮明に覚えています。
その後彼らの姿が見えなくなるまで足を止め、復興作業中の城の姿を眺めに行くことになります。
この時はもう、震災があったあとの熊本。
遠くに見える復興作業。思うところ、たくさんありますよね。まあまず、こうやって他県から来た観光客に、出来ることはなんだろうとか。いろいろ思うじゃないですか。
自粛ムードになってはいけないし、かと言って、うーん。という。ね。
そしてその後挑んだBOYS AND MENのライブ。
ちなみにこの時の出演者は
の5人。
吉原くんはいないので、私の持っているペンライトは黄色一色。
日替わり曲が
「グランスピアーのテーマ」
『黄金鯱伝説グランスピアー』(おうごんしゃちでんせつグランスピアー、GRAMSPEAR The Legend of Golden Shachihoko)は、東海テレビ制作による日本の特撮テレビドラマ。
東海テレビが初めて制作したヒーロードラマである。
辻本さんが主演を務めたご当地ヒーローの主題歌ですね。
この瞬間私は黄色のペンライトを投げ捨て(気持ちの話ですよ)ペンライトを赤色にチェンジ。
初めのブログにも書いたように、辻本さんがきっかけですから。こうなるとどうにもならない。私は赤を振るんだと。
そしてこのライブ中辻本さんが言うんです。
熊本での震災を受けて
僕は名古屋のヒーローだから、
困ってる人がいるなら助けたい
って。
そんな言葉にもう涙が止まりません。だってね、例外なく私にとっても彼等はヒーローだったんですよ。
それを、伝えに行きました。
「ボイメンはヒーローで、たくさんたくさん救ってもらいました」って。
辻本さんには次の日になってしまったんですが、
その日は田村さんと平松さんに。そこで田村さんがこう言ってくれるんです。
歌もダンスも下手だけど、もっともっとたくさん元気届けるから!
もうめちゃくちゃ優しい笑顔向けてくれたんですよね。
でら好き~~~ってなりますよね。わかる。
そして辻本さんは
「うん、そのためにやってるからね」
「こちらこそ、ありがとう、もっとたくさん元気にするから」
そうか、この人達はヒーローで、この人達は人を笑顔に、たくさんたくさん元気にするためにボイメンをしてるんだ。
って、思いました。
もう半べそ状態。べそべそ。
お前達は 愛を知っているか
リアルタイムで見ていなかった私は、ハマってすぐの頃に友達からDVDを借りたのでした。